70年

広島に原爆が投下されて今日で70年。
仕事で市内に行くことは出来なかったけど、仕事に出る前にパソコンで平和記念式典の中継チャンネルを開いた。
鳴り響く鐘の音と、荘厳な管絃の音に、胸が詰まった。

8時15分、島にはサイレンが鳴り響いた。
空に向かって、静かに手を合わせると、涙が出た。

「核がなくなりますように。戦争がなくなりますように。全ての人々が平和に暮らせますように。」

広島に来るまでは、原爆手帳を見たこともなかったし、持ってる人に会ったこともなかった。
でも広島に来たら、原爆手帳を持ってる人がとても身近にいて、その2世3世だという友人もできた。

仕事で地域の家々を回って、いろいろな方とお話する機会があるけど、先日、あるおじいちゃんから、原爆が投下された当時の話を伺った。

その方は当時、この日この時間、まさに広島市内にいた。
「今まで思い出したくなくて、あまり人に話したことはない。」と言って、当時のことを語ってくれたおじいちゃんの話しを、ひとつも取りこぼさないように真剣に、とても真剣に聞いた。

それはとても生々しくて、でも、想像することが難しいくらい現実離れしていて…。聞いていてとにかく胸が痛かった。
今でも、雷の光がピカッと光ると、一瞬頭がクラっとして、当時のことがフラッシュバックするのだと言う。

今日で戦後70年。広島市はとても発展していて綺麗な街で、70年前、ここが惨劇に見舞われた場所であったとは、想像することが難しい。まるで遠い、遠い、知らない時代のことのようだけど、ここにはその日のことを今でも鮮明に覚えている人が生きていて、私はその人が体験したこと、見たこと、感じたことをその人を通して確かにこの耳で聞いた。
まだ終わらない”あの日”。終わらせることのできない”あの日”のことを。





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コメント

Re: No title

KPさん
すっかりブログを放置してしまいました!!
返信が遅くなってすみません。

はだしのゲン、アニメだけど怖い。アニメだから見れるという部分もあるけれど、あれがリアルなのだからもう本当にこの世の出来事とは思えませんよね。想像を絶しています。

> 戦後70年経ち、戦争体験者がいなくなってきた今だからこそ、その悲惨さが風化しないようにしていかなければならないと思いました。 記事ありがとうございました。

戦争体験者のお話を直接伺うことができるのは、恐らくここ数年がぎりぎりなのではないでしょうか。5年、10年経ったら、その体験を語れる方はどんどんいなくなってしまいますよね。そういう意味で、貴重な時代にいると思いますし、また、それが本当に”貴重な”世代であり続けられるよう、そういった政権の動きにはNO!と反対の意を示しながら、同時にそれを動かしている背後の人物や、歴史のことを、積極的に学んで意識を向けていかなければいけませんね。
こちらこそ、ご覧になって下さって、ありがとうございました。

2015/09/07 (Mon) 19:22 | ひろぱん #- | URL | 編集
No title

最後のはだしのゲンの動画久しぶりに見ましたが、悲しくて涙が出ました。あれがリアルなんだと思います。「戦争だけはやってはいけない」、その思いを新たにしました。
戦後70年経ち、戦争体験者がいなくなってきた今だからこそその悲惨さが風化しないようにしていかなければならないと思いました。
記事ありがとうございました。

2015/08/07 (Fri) 06:58 | KP #- | URL | 編集

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