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ふくしまのきもち

7ヶ月ぶりに帰った福島。良くも、悪くも、今までとほとんど変わりはない。(ように見える)
私の地元、北塩原村の観光案内所前には、真新しいモニタリングポストが設置されていました。

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PA290943.jpg

ここは比較的低い。
草や土の上では数値はもう少し上がります。
福島に住んでいる人は、このモニタリングポストを見ても、数値を見ても、対して気にしなくなっていると思います。
「気にしていたら生活していけない」からです。

地元で取れた野菜を食べ、山から採ってきた三菜を食卓に並べます。
これまで長い間、ずっとそうやって暮らしてきたからです。

福島のニュース番組内では、天気予報のように、毎回「今日の放射線量」がテレビに流れます。
今年の夏、いわきの海が海開きしたというニュースの中で、普通にこども達も海で遊ばせていました。

放射能は見えないし、匂いもないので、ないと思えば、ないと思い込むことは簡単です。
「直ちに健康に害はない」「大丈夫、大丈夫」そんな言葉を繰り返し繰り返し聞いていれば、「ちょっと心配だけど大丈夫かな」「みんな騒いでないし」「一人だけマスクしてたらバカみたい。」そんな風に自然と思うようになってしまうようです。

誰だって、自分のふるさとには愛着がある。そのふるさとを離れること、そしてその中で生活が一変するのは大きな不安が伴います。
すぐに離れることを決断できた人も入れば、離れたくても離れられない人だっています。
人々の想いはそれぞれです。

でも私は、「フクシマ」に残るなら、それ相応の覚悟と自覚が必要だと感じます。
自分の人生に責任が持てるのは自分だけです。

それでも、あらゆるリスクを背負った上で、「福島に残る」と決めた人たちの存在も知っています。
その人達は、決して「フクシマ」を楽観視している訳ではないと思います。

来週、ふくしま会議というものが開かれます。

ふくしまの経験と現実
 3.11以降、未曾有の原発事故により福島の人々は放射能汚染と向き合わざるをえない状況に追い込まれ、暮らしが根底から一変した。そして1年以上経った今もなお続いているのが、日本の、福島の現実だ。

 あれから、いつしか10カ月が過ぎた。蛇行する議論のはてに、わたしたちは「一般社団法人ふくしま会議」を起ち上げることにした。この法人は、「原子力に依存しない安全で持続的に発展可能な社会づくりを目指し、3.11以降の福島の経験と現実を世界と共有し、新しい福島を創ること」を目的とする。もはや、テーマは分断と対立を超えることではなく、新しい福島のイメージを創造し提示することだ、とわたしたちは感じている。

  この11月10日~11日にかけて、「ふくしま会議2012」が開催される。いかなる会議になるのか、まだよくわからない。ただ、そこにもきっと、たくさんの出会いが生まれるだろう。その「ふくしま会議する」人々の出会いと繋がりのなかから、あすの福島を創るための草の根の動きが起こってくるにちがいない。わたしたちはこのまま負けるわけにはいかない。これは21世紀の、もうひとつの自由民権運動となるにちがいない。( 赤坂 憲雄 )

※ 事業としては下記5つ。

(1)福島の未来をつくるために語り合う国際会議等の企画・運営

(2)福島の経験と現実に関する情報収集・発信

(3)多様な団体・個人をつなぎ協働を生み出すための支援

(4)福島の抱える様々な課題を解決するための調査・研究

(5)その他この法人の目的を達成するために必要な事業



 ふくしま会議2012は(1)の事業にあたる。福島の経験と現実を共有し「次世代のため」「子どもたちの未来のため」に何ができるのか、ここから動き出したいと思う。



ユーストリームでも配信されるようですので、お時間のある方は、是非関心を持ってみていただければと思います。

福島に暮らす多くの人が、福島が絶対に安全だと、本気で思っているわけではありません。
ただ、「大丈夫」だと思わなければ生きていけないんです。

福島に住んでいても、お母さん達の多くが、こどもをいわきの海では泳がせたくないと思っているはずです。
福島市で採れた桃をこどもに与えることを控えているはずです。

「安全・安心」は「実感」するものであって、人にも、自分にも、「言い聞かせる」ような類のものではありません。

でも、残念ながら今の福島は、無意識的に「危険要素」には目をつむり、「安心」や「安全」を自分や人に言い聞かせ
ながら、成り立たせている状況です。
とても不安定な社会です。

福島に暮らす人が、自分の素直な気持ちを素直に表現できればいいのにと思います。
周りの目や、経済状況に縛られない、様々な選択肢が拡がればいいのに。

頭のいい人は、過去の事例や、数字やグラフを持ち出してくるけれど、福島に住む人も、そうでない人も「危険なものは危険!」「不安なものは不安!」そう思える感受性を、捨ててはいけないと思いました。


「フクシマ」の問題は何も終わっていません。
それでもまだ、日本は原発を動かそうとしています。
また同じことを繰り返したいのでしょうか…

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コメント

Re: はじめまして

hasutama さん
はじめまして。ご訪問ありがとうございます。
いろんな方に、ありのままの現実を知ってもらえたら、意識を向けてもらえたらと思います。
リンク、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

2012/11/07 (Wed) 18:32 | Hiropan #- | URL | 編集
はじめまして

前の記事では、美しい福島の風景にたいへん心打たれました
悲しい現実を前に、人の心までがバラバラになることを恐れ、縮こまってしまうこともあるのでしょうか 子どもを守り、同じ悲しみを繰り返さない未来を作ることが、どうしてこんなに難しいのか・・ ひろぱんさんの言葉のひとつひとつが、心にずーんと響きます 

何度かおじゃまし、すっかりしましまファンになりました(^^
リンクをはらせていただいてもいいでしょうか?

2012/11/06 (Tue) 19:37 | hasutama #OvpWw7c2 | URL | 編集

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