福島の冬

島では雪が積もることはほとんどありません。タイヤをスタットレスに替えなくてもいいのはありがたいです。
北国の冬は静かで、美しいけれど、雪かきに、燃料の準備など、何かと大変な部分も。
家の傷みも早いので、修繕費やらなにやら、何かと維持管理にお金もかかります。
ちょっとゆだんすると水道管が凍結して破裂しちゃったり。

今年の冬、福島の裏磐梯は、この時期にしては積雪量が多い年のようでした。
P1022706 - コピー

ブルドーザーが出動して雪をかいていきます。
PC122659 - コピー

道で遭遇して、おろおろ。(ちゃんと通してもらえます)
P1052776 - コピー

手伝いの合間、時間をもらって地元の好きなビューポイントを見て回りました。

磐梯山に彩雲がかかっていました。
P1032716 - コピー

冬の木立。
P1052768 - コピー

子供のころ、春先に雪が締まると、犬と一緒にどこまでも歩いて、そりを持って遊びまわりました。
冬の夜は、月が出ると、光が雪に反射して、あたりが不思議な明るさに包まれます。
雪がきらきらして、とてもきれいで、やはり、そんな夜も犬と一緒に木立の中を歩いて散歩しました。
冬しか来ることができない、秘密の場所を私たちは、いくつも持っていました。

ウサギやキツネに出会うこともしばしばでしたが、最近ではキツネを見ることがほとんどなくなったと、両親が言っていました。

野生動物が減ってしまうのはとても悲しい。
P1052772 - コピー


P1052742 - コピー
冬は雪のおかげで、放射線量がぐっと下がります。
ここは半年近く雪に閉ざされてしまうので、それが救いだと、ある人は話していました。


ふと、桧原湖が見たくなりました。
夏場はキャンプ場になっています。
ここにも自転車に乗ってよく遊びに来ました。
P1052748 - コピー

湖面を吹き渡ってくる風があまりにも寒すぎて、震えながら撮ったので、斜めってしまいました。
この上を歩いてわたることもできます。厚い氷に穴を開けて、冬はワカサギ釣りに全国からたくさんの人がやってきていました。一時は700ベクレルという高い数値が出て見合わせられていましたが、震災の次の年くらいからはすでに解禁されていました。今年も“そんなに高くない”とのことで、例年通りワカサギ釣りできるんだそうですが…。


P1052760.jpg
P1052755 - コピー

このあたりは、完全に観光でなりたっているので、人が来なくなれば、くらしていくことはできません。
「風評被害」は致命的です。
今は東電から保証が出ているそうですが、それもいつまで続くのだろう。
何より「風評被害」が本当に「風評被害」で終わってくれることを祈りたい気持ちです。
スポンサーサイト

福島の美しい風景1

来週、福島から両親が来るんです~♪


車で。


日曜日に店が終わった後、夜7時に家を出て、夜通し交代で運転して来るんだとか。

よくやるな~、と我が親ながら、驚嘆します。

ちなみになんとこれで3回目!前回は6月に夫婦二人で。
今回は実家の店(パン屋)で働いてくれてるみんなも一緒に乗せて来るとか。
牡蠣を食べるんだとそれは張り切っておりました!!
久しぶりに会えるで、楽しみです。

この島の景色もいいけれど、今回は過去に撮りためてあった、地元、福島の愛する美しい自然をご紹介します!

白布峠 磐梯山と桧原湖と集落
PA135224.jpg

庭先の紅葉
PA198491.jpg

落ち葉
PB295628.jpg

朝日
PA198497.jpg

磐梯山初雪
PB295624.jpg


日が沈む桧原湖
コピー ~ 画像 018

田んぼ
PB295637.jpg


画像 263


霧の白布峠
画像 278

画像 309




ふくしまのきもち

7ヶ月ぶりに帰った福島。良くも、悪くも、今までとほとんど変わりはない。(ように見える)
私の地元、北塩原村の観光案内所前には、真新しいモニタリングポストが設置されていました。

PA290942.jpg


PA290943.jpg

ここは比較的低い。
草や土の上では数値はもう少し上がります。
福島に住んでいる人は、このモニタリングポストを見ても、数値を見ても、対して気にしなくなっていると思います。
「気にしていたら生活していけない」からです。

地元で取れた野菜を食べ、山から採ってきた三菜を食卓に並べます。
これまで長い間、ずっとそうやって暮らしてきたからです。

福島のニュース番組内では、天気予報のように、毎回「今日の放射線量」がテレビに流れます。
今年の夏、いわきの海が海開きしたというニュースの中で、普通にこども達も海で遊ばせていました。

放射能は見えないし、匂いもないので、ないと思えば、ないと思い込むことは簡単です。
「直ちに健康に害はない」「大丈夫、大丈夫」そんな言葉を繰り返し繰り返し聞いていれば、「ちょっと心配だけど大丈夫かな」「みんな騒いでないし」「一人だけマスクしてたらバカみたい。」そんな風に自然と思うようになってしまうようです。

誰だって、自分のふるさとには愛着がある。そのふるさとを離れること、そしてその中で生活が一変するのは大きな不安が伴います。
すぐに離れることを決断できた人も入れば、離れたくても離れられない人だっています。
人々の想いはそれぞれです。

でも私は、「フクシマ」に残るなら、それ相応の覚悟と自覚が必要だと感じます。
自分の人生に責任が持てるのは自分だけです。

それでも、あらゆるリスクを背負った上で、「福島に残る」と決めた人たちの存在も知っています。
その人達は、決して「フクシマ」を楽観視している訳ではないと思います。

来週、ふくしま会議というものが開かれます。

ふくしまの経験と現実
 3.11以降、未曾有の原発事故により福島の人々は放射能汚染と向き合わざるをえない状況に追い込まれ、暮らしが根底から一変した。そして1年以上経った今もなお続いているのが、日本の、福島の現実だ。

 あれから、いつしか10カ月が過ぎた。蛇行する議論のはてに、わたしたちは「一般社団法人ふくしま会議」を起ち上げることにした。この法人は、「原子力に依存しない安全で持続的に発展可能な社会づくりを目指し、3.11以降の福島の経験と現実を世界と共有し、新しい福島を創ること」を目的とする。もはや、テーマは分断と対立を超えることではなく、新しい福島のイメージを創造し提示することだ、とわたしたちは感じている。

  この11月10日~11日にかけて、「ふくしま会議2012」が開催される。いかなる会議になるのか、まだよくわからない。ただ、そこにもきっと、たくさんの出会いが生まれるだろう。その「ふくしま会議する」人々の出会いと繋がりのなかから、あすの福島を創るための草の根の動きが起こってくるにちがいない。わたしたちはこのまま負けるわけにはいかない。これは21世紀の、もうひとつの自由民権運動となるにちがいない。( 赤坂 憲雄 )

※ 事業としては下記5つ。

(1)福島の未来をつくるために語り合う国際会議等の企画・運営

(2)福島の経験と現実に関する情報収集・発信

(3)多様な団体・個人をつなぎ協働を生み出すための支援

(4)福島の抱える様々な課題を解決するための調査・研究

(5)その他この法人の目的を達成するために必要な事業



 ふくしま会議2012は(1)の事業にあたる。福島の経験と現実を共有し「次世代のため」「子どもたちの未来のため」に何ができるのか、ここから動き出したいと思う。



ユーストリームでも配信されるようですので、お時間のある方は、是非関心を持ってみていただければと思います。

福島に暮らす多くの人が、福島が絶対に安全だと、本気で思っているわけではありません。
ただ、「大丈夫」だと思わなければ生きていけないんです。

福島に住んでいても、お母さん達の多くが、こどもをいわきの海では泳がせたくないと思っているはずです。
福島市で採れた桃をこどもに与えることを控えているはずです。

「安全・安心」は「実感」するものであって、人にも、自分にも、「言い聞かせる」ような類のものではありません。

でも、残念ながら今の福島は、無意識的に「危険要素」には目をつむり、「安心」や「安全」を自分や人に言い聞かせ
ながら、成り立たせている状況です。
とても不安定な社会です。

福島に暮らす人が、自分の素直な気持ちを素直に表現できればいいのにと思います。
周りの目や、経済状況に縛られない、様々な選択肢が拡がればいいのに。

頭のいい人は、過去の事例や、数字やグラフを持ち出してくるけれど、福島に住む人も、そうでない人も「危険なものは危険!」「不安なものは不安!」そう思える感受性を、捨ててはいけないと思いました。


「フクシマ」の問題は何も終わっていません。
それでもまだ、日本は原発を動かそうとしています。
また同じことを繰り返したいのでしょうか…

ふくしまに

お久しぶりです
福島に帰っていたため、ブログの更新が滞ってしまいました。
福島を出て7が月。季節がめぐって、ふるさとには、深い秋が訪れていました!
私がいる間、磐梯山には初雪が!
と~~ってもさむ~い冬は、もうすぐそこです。

PA240839.jpg

PA240830.jpg

PA240852.jpg



PA240857.jpg

PA240890.jpg


PA240886.jpg

PA240882.jpg
PA240874.jpg

PA290953.jpg

福島の風景

コピー ~ 家 001


コピー ~ 家 008


家 012





私を育ててくれた自然。

この美しい場所が大好きです。

こんなに雪がありますが、柔らかくなってきた日差しに、甘い風に、少し湿った重たい雪にも、春が近づいていることを感じます。